strong_window私には少し霊感がある。子供のころから不思議な体験をすることがよくあったのだけど、それらは現実とごちゃ混ぜになり、記憶の中で曖昧になっていた。そして大人になり、自分ではどうにもならない問題と向き合うことが増え、そのたびに神頼みをするようになると、不思議なもので次第に霊感が鋭くなっていくのがわかった。友人にそれを話すと羨ましいと言われる。霊感の無い人はそういう体質の人に憧れを抱くものらしい。だけど私みたいに中途半端に感度の高い人間は、人混みに行くだけで色々連れてきてしまって調子が悪くなるし、そのくせ除霊の仕方はわからないのでよほどひどくなるまで我慢し、神社に行って除霊をしなくてはならないのだ。私と同じ普通の年頃の女性ならブランドバッグやオシャレなお店での食べ歩きにお金を使うところを、私は神社のお祓い代に消えてしまうのだから、やりきれないことの方が多いし、やはり懐は痛む。

懐が痛むと言えば、例えば思いの強い霊(生きてる方もそうでない方も。むしろ生きてる方が、執念がすごかったりする)が家にまでついてきてしまうと、私の家で大暴れすることがあって、物を壁やガラスにぶつけたりする。壁はともかく、ガラスにヒビが入ってしまうと、大家さんに頼んでガラスを交換してもらうことになるのだが、いつも転んでガラスに衝突してしまって、とか、うっかり躓いたときに持っていた食器がガラスにぶつかってしまって、とか苦しい嘘を重ねなくてはならない上に、大家さんからはすっかり変人扱いされてしまう始末だ。例え自分で払うことになったとしても、強化ガラスとかの丈夫なガラスに変えてもらうことってできないのだろうか。きっと当分この体質は変わらないと思うので、私にとっては結構死活問題である。
参考:大澤硝子店
参考:東京硝子店
参考:遠藤硝子店

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